尼崎市の池田司法書士事務所 代表司法書士の池田悦子です。
最近、相続登記をした後、お客様から登記申請後に不動産業者から「家売りませんか？」というような営業のダイレクトメールが沢山届くようになった、個人情報が漏れているのではないかとの心配の声がありました。
お客様は私が情報を漏らしたのではないかと心配されておりましたが、一切漏らしておりません！
実は、これは法務局には「不動産登記受付帳」という帳簿があり、これには、登記の申請年月日、受付番号、不動産が記載されており、登記の種類（相続、売買など）も載っています。
なんと、これは法務局に不動産登記受付帳の開示を請求すれば誰でも取得できるんです。
そして、その公開された情報から、相続された不動産をピックアップした上で、登記情報を調べて（これも誰でも法務局で調査可能）、ダイレクトメールを送るという仕組みです。
そのような情報を売る業者がいて、全国の登記情報受付帳を入手して、不動産を相続した物件のみをリスト化したものを販売している会社が沢山あります。
登記情報には、住所なども載っているので、いきなり沢山ダイレクトメールが来たら不安になりますよね。
しかも相続登記は親族がお亡くなりになられているので、お気持ちもまだまだ整理がつかない状況のころかもしれないのに。
なんだか司法書士としても複雑な気持ちになりました。
